南アルプス 光岳登山
                 山行行程
                 2019年6月14日 光小屋からイザルガ岳で朝日を見て下山

            6月14日  光小屋 4:00 → イザルケ岳分岐 4:10 → イザルケ岳 4:15-4:40 → イザルケ岳分岐 4:55 → 静高平 5:05 → 三吉平 5:50 → 
                    三吉ガレ 6:20  → 易老岳 7:00→ 2254m 7:40 → 馬の背 8:00 →  広場 8:40 → 面平 9:05 → 小さいコル 9:35 → 易老渡 
                    10:10 → 芝沢ゲート 1125
                 
光岳 下山ルート
6月14日 朝の雲の動きの予報 長野県南部は白い雲に覆われている予報であったが、朝は雲一つ無い快晴
夜外を見ると星空が広がっている、今日は曇りから雨で日の出を見るのは無理お思っていたが以外にも天気が良く最高の日の出が見られそうなので
朝早く起きてイザルケ岳で日の出を見る事にする。
3時起床4時出発とする、起きて直ぐ荷物の整理をして朝食の準備を行う、朝はラーメンを作る、薄味にして汁まで全部飲み干す。
予定通り準備が出来たので4時に光小屋を出発する、ザックを背負って外に出ると富士山方面の空が赤く染まっている、今の時期は日の出の時間は4時30分頃のはず。
光小屋の前で見た赤く染まった富士山
(★印の写真はカーソルを置くと変わります)
日の出前東の空が赤く染まる 富士山 ★ 聖岳から富士山まで空が赤く染まってきた
4時30分前にはイザルケ岳の山頂に着きたいのでヘッドランプを点けて出発する、少し光小屋も朝日の明かりで赤く染まっているようだ
センジケ原の木道は霜で白くなっている、滑りやすいので気をつけながら進む、正面が少し赤くなっている。
朝日で赤くなりかけた光小屋 ★ 夜明け前のセンジケ原の木道を進む
木道を進んでイザルケ岳の分岐まで歩いて来た、ザックをデポしていると遅くなるので背負ったままイザルケ岳まで登る事にする。
登り10分程で山頂に着く事が出来る。
ヘッドランプを着けて木道を進む 分岐からイザルガ岳へ向かう
富士山方面の空が益々赤く染まって来た、太陽が昇る位置は富士山の横付近と思われる、暫く太陽が昇る前に赤く染まった山並みの写真を撮る
少し遅れてイザルケ岳へ登って来た、光岳も少し赤味がかって見える
赤く染まった空と富士山 ★ イザルガ岳へ登って来た
太陽が昇る時間が迫って来ると空全体が赤くなって来た、ここイザルケ岳山頂は360度の大展望が楽しめる、昨日は厚いガスに覆われていて
周囲の山並みを見る事が出来なかったが今日は薄い雲が掛かっているのみで大展望を満喫できる。
中央アルプスの山並みが見えてその奥には御嶽山、その横付近には白く鋭い山並み槍・穂高連峰が見える
雲海と赤く染まる雲 ★ 遠くに槍・穂高連峰が見える
朝日が昇る迄の間写真を撮り続ける今回は素晴らしい写真が撮れた事を確信する、富士山の横付近の山の上を雲が流れているのが
見える、滝雲だ山肌をなでる雲と赤く染まった空今日は良い写真を撮る事が出来た。
イザルカ岳の山頂は360度の展望が利く 滝雲と赤く染まる空
いよいよ朝日が昇って来た、富士山の横上河内岳付近かと思われる、真っ赤に染まる空、今まで寒かったが太陽が昇ってくると暖かさを感じるようになった
真下を見ると先ほど通って来たセンジケ原も朝日が当たって赤く染まって来た
日の出 ★ 赤く輝いて来たセンジケ原 ★
振り返ると光岳と光小屋が朝日で真っ赤に染まった、暫くイザルケ岳山頂で展望を楽しんで下山を始める。
朝日で赤く染まる光岳と光小屋 イザルカ岳降りて来る
分岐から少し下ると静高平となる、ここも展望が開けている
静高平まで下りて来た 静高平の沢と南アルプス
静高平から沢の雪渓を下る、御嶽山と中央アルプスの山並みを展望できる
雪渓を下る 中央アルプスの山並みと御嶽山
朝は零度位まで冷え込んでいたので雪渓も硬く締まっており、踏み抜く事なく快適に下る事が出来る、下り切った所が三吉平だ
雪渓も終盤となった 三吉平
三吉平から平坦な道を暫く進むと三吉ガレとなる、ここではザックを下ろして小休止と展望を楽しむ
三吉ガレ ★ 三吉ガレで小休止
三吉ガレからは易老岳へ向かっての登り返しとなる、それ程急な登りは無いので快調に登り詰めた所が易老岳の山頂、休む事無く通過して
面平目指して下る。
途中尾根からは聖岳を望む事が出来た
易老岳山頂まで戻った 林の隙間から聖岳を見る
登る時にも見たイワカガミの花が群生地に咲いている、林の中の尾根を下る
赤いイワカガミ 林の中を下る
尾根を下り少し平になった所が面平ここで少し休憩して一気に易老渡まで下る事にする
光岳を振り返る 面平まで下りた
尾根 の途中にはナラの大木があり大きなコブが出来ていた、明るい林の斜面を下る
ナラの木に出来た大きなコブ 間もなく易老渡
易老渡が近づくと山腹の急でザレた斜面をトラバースする、今にも崩れ落ちそうな斜面を小さな石を落としながら下る、今日は少し砂利が湿っているので
石も落ちないが乾いていると一歩足を出す事で崩れそうである。
そこを下り切ると遠山川が近づき平坦な道になると易老渡の端が見えて来る、橋を渡って光岳登山口まで戻って来た
易老渡手前の急な斜面を下る 光岳登山口易老岳に到着
光岳登山口易老渡から赤石林道を延々歩く事になる、舗装された道を登山靴で歩くのは非常につらい、赤石林道を中間地点程まで下ると道路を大きな岩と木でふさがれて
いる、昨日登る時には無かった土砂崩れの現場だ、夜の間か朝方かに崩れ落ちたのだろう、また梅雨で大雨でも降ればもっと土砂崩れが発生しそうだ、そうなると
ここ赤石林道も通行止めとなるだろう、何時までここが通る事ができるか不安である。
ここから暫く林道を歩き、崩壊地の高巻き迂回路を通って芝沢ゲートへ戻り、今回の光岳登山を終わる事が出来た。

日本百名山 91座目を登り切る事が出来た
赤石林道 行くときには無かった土砂崩れ 大きな岩と木が崩れ道をふさいでいる 芝沢ゲートまで戻って来た ★
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